美学生インタビューInterview
ミスコンが家族の優しさを再認識する機会に
中央大学の付属校出身ということですが、以前からミスコンに興味はありましたか?
ありましたね。私が高校生の時に、姉妹で連続して中央大学のミスコンに出場していた松井姉妹のことがすごく好きだったんです。
2016年のミスコンに出場したお姉さんの松井りなさんがめちゃくちゃ綺麗で、翌年のミスコンに松井まりさんが出場していて「もしかして!」と思って調べたら妹さんだったんですよ!「中央大学にもこんな人がいるんだ!」と思いましたね。もう卒業しちゃって会えなかったんですけど、いつか会ってみたいです。
2年生でミスコンに出場することを決めた理由を教えてください。
実は、1年生の時にもちょいちょいお話をいただいていたんです。でも、さすがに大学生活に慣れていないからという理由でお断りをしました。それで、2年生になって再度、ミスコンの運営団体の方に声をかけていただいたので、考えた末に出場することを決めましたね。
3年生からは就活を見据えて色々と動き出さないといけないし、2年生ってもしかしたら楽しいことをするのに最適な時期なんじゃないかなと思ったんです。大学生活にも慣れてきたし、出場するなら今だと思いました。
ご家族はミスコンに出場することについてどういう反応でしたか?
お父さんは基本的に優しいので何も言わないです。お母さんは、運営の方に声をかけていただいたことを伝えた時はとても嬉しそうにしていたんですけど、娘が人目にさらされることへの心配もあるみたいですね。「帰り道はイヤホン禁止!」とか言って、イヤホンを持たせてくれなかったりするんですよ!お兄ちゃんも大学のサークルとかで私のことを宣伝してくれているので、意外と優しいんだと思いました(笑)
ミスコンが家族の優しさを再認識する良い機会になっていますね。
では、ミスコンの活動の中で大変なことはありますか?
スケジュールですね。前にも言ったように、大学2年生は楽しいことをするのに一番の時期だと思ったので、夏休みにたくさん遊ぶ計画を立てていたんです。
でも、意外とミスコンの活動が忙しくて、予想以上に予定を入れられませんでした。夏休みに帰省するつもりだったんですけど、それもミスコンの活動と被ってしまって、家族みんなは地元の静岡に帰るのに私だけ家に一人だったんですよ。親からは「夏帆はミスコンだからしょうがないねー」って言われました(笑)
ミスコンを通しての目標を教えてください。
一度、渋谷にファイナリスト10人でミスミスターコンの宣伝をしに行ったんですね。その時にみんなが散らばって、立ち止まって見てくれているけど話しかけれない人の元に自ら声をかけに行き始めたんです。
でも、私は人見知りでそういうことができなくて……。自分から「お願いします」って言えない人間なんだと思いました。なので、ミスコンを通じて自分から積極的に声をかけることができる力を身に付けたいですね。
もちろん結果も大事ですけど、本番、舞台に立ってミスコン期間に自分は何を頑張ってきたのかを自信を持って言えるような人間になっていれば、それでいいのかなと思っています。
付属校で良かった!
付属校時代の思い出はありますか?
高校3年生の時にダンスの全国大会に出たことですね。
例年、創作ダンスの大会に出ていたんですけど、私たちは『ダンススタジアム』という大会に出たくて、顧問の反対を振り切ってまで出場しました。なので、一から全てを部員たちだけで考えたんですよ。テーマを考えて、曲も選んで編集して、フリも考えて、衣装も自分たちで作って。それで、全国に後輩を連れて行けたことが一番の思い出ですね。
他に思い出はありますか?
ホームステイをしたことです。高校3年生の学校の授業が終わって卒業式があるまでの時間を使ってイギリスに留学しました。
でも、文化の差に慣れることができなくてとても疲れましたね。家に帰りたくなくなっちゃって、日本から一緒に来ていた友達と遊んでました……。イギリスは18歳からお酒を飲めるので、学校帰りに「飲もうぜ飲もうぜ!」とか言ってハブに行っていたのは良い思い出です(笑)
高校3年生を存分に楽しんだんですね!
ダンスに打ち込んだことやホームステイに行ったこと以外にも、体育祭で浴衣を着たり、部活終わりにアルバイトをしたり、思い出が詰まっていますね。受験勉強に時間を割かずに高校3年生を過ごすことができる付属校の利点をとことんまで生かせたので、本当に付属校で良かったなと思います。