美学生インタビューInterview
起業は“手段”でしかなく“目標”にするものではない
商学部に進学しようと思った理由は?
もともと起業家を目指していたからです。
在学中、実際にネットショップの個人運営などをやっていました!
何故、ネットショップの運営を始めようと?
一番の理由はバイトをしたくなかったからです(笑)働かずに収入を得たくて!
そこで、まずは転売サイトの活用から始めたのですが、規制が厳しくなかなか思い通りにいかず……ネットショップを始めたのは、そういった厳しい規制に縛られることなく価格競争にも巻き込まれないからです。
仕入れに関しては自分で在庫は抱えず、商品が売れてから注文してそのまま仕入れ先から商品を直送してもらう「ドロップシッピング」の形態をとっていました。
ネットショップを運営するうえで工夫したことはありますか?
最初の頃は手当たり次第なんでも売り出していました。でも、それでは分散してしまうので専門的に商品を扱うようにしたんです。
例えば、アパレルという広い枠の中でも子ども服でかつ女の子のドレスだけを取り扱うようにしたり、ターゲット像も細かくイメージしていましたね。
子ども服のお店なら、「ターゲットは30代女性で、幼稚園児から小学校低学年くらいの娘さんがいて、かつ中の上くらいの収入があり、子どもにピアノとか習い事をさせていて、他と差別化したがるプライド高いような人」というように。
情報発信は主にTwitterのアカウントを活用していたのですが、専門的に取り扱うようになって次第にフォロワーも増え、最終的には1000人弱ぐらいまでになりました。
結果、月に20万円程度の売り上げが確保できるようになりました!
すごいですね!今はもうやっていないんですか?
半年ほど続けていたのですが、やめました。仕入先が潰れてしまったことと、単純に飽きてしまったことが理由です。
“ビジネスで稼いで月収いくら!”とか“ワンランク上の自由な生活!”とか、そういうことには憧れを抱かなくなりましたね。
「お金持ちになりたい」「面白いことがしたい」という理由で起業家を目指していましたが、起業は“手段”でしかなく“目標”にするのは変だという気持ちも芽生えました。
正直、会社の登記だけなら誰でもできる。でも、その先の目標が無いのなら起業しても意味がないし、自分には必要ないのかなと思うようになったんです。
初舞台で知ったお芝居をする楽しさ
今、力を入れて取り組んでいることはありますか?
現在は舞台役者としてお芝居に力を入れています!
舞台を始めようと思ったきっかけは、友達が「舞台をやるから観においでよ」と誘ってくれたことです。その舞台を観てすごく共感して、「私もこの舞台にでてみたい!」と思いました。
その時、ちょうどvol.2のメンバーを募集していたので、そのままオーディションを受けて合格し、初舞台を踏むことになりました。
初舞台を終えての感想を聞かせてください。
お芝居することの楽しさを知れました。今まで演技経験の皆無だった私でしたが、自分にも役を与えてもらえ、舞台に立たせていただき、そしてお客様に喜んでもらえるのが本当に嬉しかったです。お客様の反応が目の前でリアルタイムに返ってきて、緊張はしましたが興奮も半端なかったです!
何より、あのキラキラした舞台を作り上げるまでにどれくらいの努力をし続けてきたかということを感じられたことが、一番大きな経験になりました。
台本をもらってからセリフを覚えるだけでなく、その役の感情や動き、過去を考えるために読み込んだり、基礎となる発音練習、舞台を観に来ていただくための宣伝、そしてそれらすべてをこなしながら他の仕事や生活を送ることの大変さも知れました。
だけど、その苦労すらも忘れてしまうほど、あとになって思い返すとどれも楽しくて充実していて、ほんとうに大切な時間になったと思います。
内定を辞退して芸能の道へ
今後も芸能活動を続けていくつもりですか?
大学卒業後も舞台や芸能の道に進みたいと考えています。
就活もおこなっていたためいくつかの企業から内定もいただいていたのですが、親と話し合い、自分と向き合った結果、内定はすべて辞退して芸能活動を続けていくことにしました。
内定を蹴ってまで芸能活動を続けていきたいと思ったのは、大好きな芸能活動を辞めて普通に就職してもちゃんと仕事を続けていける自信もないし、無理やり仕事を続けたとしてもいつか必ず後悔してしまうという思いがあったからです。
今後は舞台だけでなく、オーディションを受けてCMやドラマにも挑戦したいと考えています!そのためにも福岡県外でも積極的に活動していくつもりです
どのような女優になりたいですか?
「楽しい」とか「元気が出た」とか「勇気が湧いた」とか、私が出演する作品を見た誰かの心に何らかのプラスな変化を与えられるようなお芝居ができる女優さんになりたいと思っています!