宮城　去田朱李 ＠東北学院大学

新入生のサポートをしています

何かサークルや団体には所属していますか？

東北学院大学の「オリエンテーションリーダー会」という、新入生をサポートするボランティア団体で活動しています。新入生が入学してから一週間、学校のカリキュラムや注意事項などのオリエンテーションを行っています。4月の第一週が本番なのですが、2月から始まって春休みはまるまる準備に費やしています。活動時間は平日は毎日9時から17時まで。総勢100名くらいの仲間たちと一緒に企画をしました。

ずいぶん長期間ですがどのような準備をしているのですか？

大学生活の説明の準備はもちろんのこと、オリエンテーションではキャンプもするので、バスの配車や宿泊地の予約なども学生たちで行います。担当は学科ごとに割り振られているので、私は英文学科約260名の新入生たちを迎え入れる準備をしていました。

やりがいはどのようなところにありますか？

参加する新入生からは大学という未知の生活を前にしての不安な表情が見て取れるのですが、オリエンテーションが終わる頃には笑顔になっていきます。今年のオリエンテーションリーダー会は去年に引き続いて二回目だったのですが、今年もまた去年と違った思い出を残すことができました。キャンプが終わったあとに、新入生の子達が使用した名札を集めてくれて、「名前を覚えてほしいので受け取ってください！」と渡してくれたこともあります。また、帰りのバスを降りるときにも「ちょっと待ってください」という声がかかって、参加してくれた子達がそれぞれ感謝の言葉を伝えてくれました。見返りを求めて活動しているわけではないのですが、予想以上に新入生の子達にも喜んでもらえて、ただただ嬉しかったです。こういった経験は決してお金で買えるものでないですし、来年もやろうと思っています！

アルバイトで礼儀やマナーを学ぶ

アルバイトはどんなことをしていますか？

お寿司屋さんで働いています。今のバイトを始めてから、礼儀やマナーなど接客に関することを叩き込まれました。大人の方や初対面の方と接する際に相手が聞き取りやすく接しやすくするためにはどうすればよいかなどを学ぶことができ、普段の生活にも活かされています。

接客のコツなどはあるんですか？

お店の前で呼び込みも行っているのですが、この役割がとても重要です。お客様によって何を求めているかが異なるので、年齢層などに応じて、お店のどの点をアピールすればいいか考えながら呼び込みの声掛けをしています。回数をこなしていくうちに、そういったものも次第に染み付いて覚えるようになりました。

バイトをしていて楽しいなと思う点はありますか？

有名人の方がよくいらっしゃることですね。普段からちゃんとした接客を心掛けていますが、やはりそういった方が相手だといつも以上に身が引き締まります。

母校愛が一番強い高校なんじゃないかと思います

高校時代の思い出が強いそうですね。

私の出身校は数年前に女子校から共学となったため、男子が学年に20〜30人しかいなくて女子校のような生活を送っていました。女子だけだと連帯感が生まれて、本気で話し合える環境がありました。部活について真剣に語り明かすこともありましたし、誰かが悩みを抱えていたらみんなで話し合って解決していましたね。

卒業後も高校時代の友達と交流はあるんですか？

はい。成人式が特に思い出に残っています。私の学年は全員で280人いるのですが、県外などにいて事情により来れない人を除いて多くの人が集まりました。成人式といえば中学校で集まるのが普通だと思うのですが、みんな高校のほうを優先して来てくれていました。生徒たちだけでなく高校の担任の先生も来てくれて、それが本当に嬉しかったです。全国の高校の中でも母校愛が一番強いんじゃないかと感じていますし、これは何年経っても続いていく繋がりなんだと思っています。
母校愛といえば、とても印象深いエピソードがあります。以前、東北楽天ゴールデンイーグルスで「母校の仲間とコボスタ宮城へ行こう！」という企画がありました。宮城県各高等学校出身者による応募によって、3位までの高校が試合に無料招待され、さらに1位になった高校は試合前に校歌を歌えるという企画なのですが、この企画で私の高校は見事1位とになりコボスタ宮城で校歌を歌うことができました。一般の高校であれば校歌は斉唱だと思うのですが、私の高校は校歌を合唱で歌うという特長があります。私は当時現役生で、さらに音楽部に所属していたこともあって、自慢の校歌をイーグルスの試合で歌えたのは本当に感動でした。これも高校の先輩たちの力がないと実現しないものでしたし、世代を超えた母校愛があったからこそだと思います。

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