美学生インタビューInterview
食欲をそそられる黒板アート!その制作の裏側は……
大学生活で力を入れて取り組んできたことを教えてください。
1回生の夏から始めたスターバックスコーヒー(以下、スターバックス)でのアルバイトです。

始めたきっかけは、私自身が受験生の頃によく近所のスターバックスを利用していたことでした。模試の結果が振るわず落ち込んでいた時に、パートナー(従業員)の方がカップに「お疲れ様!頑張ってね!」と書いてくださったことがあったんです。特に会話をしたわけではないのに、私の表情を見て状況を察してメッセージを送ってくださったことに感動して、私も大学生になったら絶対にスターバックスで働きたいと思いました。
素敵なエピソードですね!これまでのバイト活動の中で印象に残っていることはありますか?
働き始めて5か月くらい経った頃から、新商品や季節のメニューを紹介する「オファリングボード」と呼ばれる黒板アートの制作を担当させていただくことになったことです。

見たことあります!これって外注ではなく、従業員の方が描いてるんですね!知りませんでした。
そうなんです。各店舗のパートナーの中で絵が上手い人が立候補して担当することが多いみたいです。私も、もともと高校生の頃から絵を描くことが得意だったので興味があったんですよね。
初めて担当したのはクリスマスシーズンのオファリングボードだったのですが、最初はとても苦戦しました……。黒板にポスカのような液体のペンで描いて、指でぼかしたりしながら仕上げていくのですが、すぐに乾いて定着してしまうのでなかなか修正が利かないんです。消そうとしても綺麗に消えないため、黒板がモヤモヤと汚くなってしまいます。最初の頃は修正を繰り返していたので、よく見ると苦戦の跡が残っていますね(笑)

しかも、勤務時間内に描くので、製作時間がきっちり決められているんです。1時間で1枚、タイトなときは30〜40分で完成させないといけません。なので、常日頃から「こんな風に描いたら美味しそうに見えるだろうな」とか、「こういうイラストと組み合わせて描こう」とか考えるようにしています。また、他の店舗を訪れたときに目に留まったボードを記憶して、アイデアをストックするようにしています。
だんだんと感覚が掴めてきて、最近ではドリンクのイラストと文字のバランスもちょうどいい具合に描けるようになりました。

全店舗で共通の見本絵があるわけではなく、デザインはすべて担当者に一任されているんですね!
商品名や価格など、最低限入れなければいけない情報についての大まかな決まりはありますが、それ以外は担当者が考えます。
私は2つの店舗で勤務経験があるのですが、例えば、駅近で若いお客様が多い店舗では見た目のインパクトを重視し、おしゃれなボードを描くように意識していました。逆に、高齢者やお子様が多い店舗では、シンプルでわかりやすいボードにしています。また、パートナーとの会話のきっかけになるように、カスタマイズの提案なども記載するようにしていますね。
共通して心がけているのは、目で見て楽しいオファリングボードを描くこと。ぱっと目に留まって、興味をそそられるようなボードを描きたいと思っています。お客様がオファリングボードを見て、「このケーキめっちゃ美味しそう!」とおっしゃってくださり、実際に注文に繋がった時はものすごく嬉しかったです!
今後のスターバックスでのバイトの目標を教えてください。
今は「ブラックエプロン」と呼ばれる、年に一度おこなわれるスターバックスの社内試験に向けて勉強を進めています。スターバックスの歴史やコーヒーに関する専門知識が問われる難易度の高い試験です。
実は私、コーヒーが大好きで、多い日には一日に5杯くらい飲んでしまうことがあるほどなんです!ブラックエプロンへのチャレンジを通して、コーヒーに関する知識をしっかりと落とし込んで、自分の言葉でお客様に伝えられるようになることが目標です。
“伝える”仕事に就きたい
阿津さんは2025年に今宮戎神社の福娘を務めていましたよね。応募したきっかけは何だったんですか?
バイト先の先輩が今宮戎ではないのですが福娘を経験されていて、そのお話を聞いたことがきっかけです。新年から参拝者の方の幸せを願ってご奉仕するのはすごく素敵な経験だと感じましたし、せっかく関西の大学に通っているのだから、何も挑戦せずに終わってしまうのはもったいないなと思ったんです。もともと臆病な性格で人前に出るのも苦手だったのですが、それ以上に「今しかできないことをやってみたい」という気持ちが勝りました。
ただ、愛知県出身なので今宮戎神社の福娘についてはまったくの無知で、倍率が高いということも応募してから知りました。こんなに本格的な審査があるとは思わず、びっくりしましたね。

十日戎はいかがでしたか?
「えびす寒波」と呼ばれるとても寒い中でのご奉仕でしたが、参拝者の方々も寒い中来てくださるので、私たちが寒い寒いと音を上げていたら、清々しい気持ちで新年を迎えられないと思ったんです。だから、とにかく笑顔で、「来てくださってありがとうございます」という気持ちを持って接することを心がけていました。
福娘の同期の団結力がすごくて、「みんなで頑張って乗り切ろう」という雰囲気があり、その存在に助けられたなと感じています。
福娘の経験を通して、阿津さんの心境に変化はありましたか?
人前に出ることに対してまだまだ克服しきれていない部分はありますが、「人に何かを伝える仕事に就きたい」という気持ちは、ますます強くなりました。

将来についてはまだ迷っているのですが、一つの選択肢として、アナウンサーとして“言葉”で人に伝えることに興味があり、とにかく場数を踏んでいきたいという思いからセント・フォース関西(事務所)に応募し、昨年の夏に所属が決まりました。
アナウンサーはあくまで選択肢の一つなんですね。
声に限らず、広告や絵、言葉など、手段を問わず“人に何かを伝える仕事”に関心があります。
昔からミュージカルや映画を鑑賞したり、音楽を聴いたりすることが好きで、受験期など心がくじけそうなときにとても助けられました。自分自身が心を動かされたからこそ、今度は私が誰かの背中を押せるようなものを届けたいと思っています。
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
















