美学生インタビューInterview
「花音って可愛くないよね」 友達に洗脳された過去を乗り越え……
ミスキャンパス関西学院に応募したきっかけを教えてください。
小さい頃からアイドルが好きで、落ち込んだときはいつも支えてもらっていたんです。「自分もいつか誰かにとってのそんな存在になりたい」「キラキラした存在になりたい」という思いが漠然とありました。大学ミスコンなら、歌やダンスができない私でも人前に立てるかもしれないと思って、以前から挑戦したい気持ちはあったんです。
でも、とにかく自分に自信がなくて……。実は去年も応募ページまでは開いたんですけど、自分が出場している未来がどうしても想像できなくて、一歩踏み出すことができませんでした。私、自己肯定感がすごく低いんですよね。自分の顔が本当に嫌いで、中学生の頃なんかマスクを外せなかった時期もあったくらいなんです。
どうしてそんなに自己肯定感が低くなってしまったんでしょうか?
中学・高校時代に仲の良かった友達がいたんですけど、その子が私の顔を見るたびに「本当に花音って可愛くないよね」「笑ったらブサイク!」って言ってきて……。何年間も毎日のようにそんな言葉をかけられ続けて、気付いたら自己肯定感が地の底に落ちていました。

中学生の頃の写真
そのくせ、「花音大好き」「私には花音しかいない」「花音がいないと生きていけない」なんて言うんです。今思えば、DV彼氏みたいな感じですよね(笑)でも当時の私は、「私のこと頼りにしてくれてるんだ。可愛いなぁ。」なんて思ってました。少し家庭環境が複雑な子で、メンヘラ気味になると物を投げてくることもあったんです。でも、その子が笑ってくれたら自分が傷ついても構わないと本気で思っていました。
ある日、先生から「あなた洗脳されてるよ」と言われて我に返りました。それから時間をかけて少しずつ洗脳を解いてもらい、最終的には縁切り神社にまでお願いしに行って、ようやくその子と離れることができました。
そんな過去があったんですね……。では、どうして今回、ミスコンに応募する決心がついたのでしょう?
以前から私のことを被写体として撮ってくれていたカメラマンの友達が、「絶対に挑戦した方がいい!」と背中を押してくれたんです。その子は私がいつも一歩踏み出せずに後悔している姿を見ていて、「もし選ばれなかったとしても、応募しただけ自信に繋がると思うよ」と励ましてくれました。その一言のおかげで応募に踏み切ることができましたね。
ファイナリストに選ばれた時はどんな心境でしたか?
嬉しい気持ちと不安な気持ちが入り混じっていました。それと、自分が選ばれたということは落ちてしまった人もいるということなので、そういう人たちの思いも背負って気を引き締めて活動に取り組んでいかなきゃと思いました。
それで、ファイナリストに選ばれたその日に、「忘れちゃいけないことリスト」というものを作ったんです。ミスコン活動期間中の自分なりのルールみたいなもので、いつでも見返せるようにLINEのメモに保存しています。

誠実さが伝わってきます。そういえば浅井さんは、ミスコレ(全国のミスキャンパスのポータルサイト)のプロフィールの一問一答を長文で書いていて、そこにも人柄が表れているなと感じました。
私もびっくりしました!他の子のページを見たらみんな短くて、「あれ?書きすぎた?」って(笑)私は自分のことをちゃんと知ってもらいたいと思って、一つひとつの質問に理由まで添えて丁寧に回答したんです。真面目な性格がめちゃくちゃ出てしまってて恥ずかしいです(笑)
活動が始まって数か月経ちますが、どうですか?
ファッションショーや雑誌への出演など、「自分の能力以上のステージを用意してもらっているな」という感覚があって、有り難い反面、そのギャップに苦しむこともあります。
自己肯定感の低さはそう簡単に克服できるものではなくて、最初の頃は写真撮影をしていても、他のファイナリストと比べて自分がすごくブサイクに感じて、「こんな場に立ってる自分が恥ずかしい」「逃げ出したい、帰りたい」と思うこともありました。
でも最近は、「“可愛い”って感覚は人それぞれで、自分の存在が誰かにとっての“可愛い”に刺さっているかもしれない」と考えるようになったんです。そう思えるようになったのは、支えてくださるファンの皆さんが日々、「花音ちゃん可愛いね」って温かい言葉をかけてくださるおかげだと思います。

以前は笑うことが苦手で、カメラの前で笑顔を見せることができなかったんですけど、今ではだいぶニコニコできるようになって、少しずつ自分が変わっていることを実感できています。
ファイナルイベントに向けての意気込みを教えてください。
応援してくださってる方々のためにも「絶対にグランプリを獲る」。「獲りたい」じゃなくて、「獲る」って言い切りたいです。
そして、ファイナルまでに自分のことを好きになれたらいいなと思っています。ミスコンらしさを意識して自分を変えるよりも、ありのままの自分を好きでいてくれる人を増やしたい。そして、最後まで“自分の好きな自分”でいられるように頑張りたいです。
夢は弁護士!法律は“答え”がないから面白い
浅井さんは今4回生ですが、大学卒業後はどのような道へ進む予定ですか?
大学院の法学研究科へ進学予定です。法律についてより深く学びながら、司法試験の勉強にも取り組んで、将来的には弁護士になることを目指しています。
法学研究科ではどのような勉強をするんですか?
私がやりたいのは民法の研究です。研究テーマはまだ迷ってるんですけど、最近興味があるのは「複数の当事者が絡む契約」についてです。
たとえば、Uber Eatsのようなプラットフォームサービスって、単純な売買契約とは違うじゃないですか。普通の売買契約は「この商品をください」「はい、どうぞ」というように、売り手と買い手の1対1で完結する。でも今は、スマホアプリやサブスクリプションなどの登場で契約関係がすごく複雑になっています。そうした状況の中で、「従来の民法をそのまま適用していいのか?」という点に興味があるんです。
例えば、マッチングアプリなんかも気になっています。マッチングアプリって原則、未婚者のみが利用できるようになっているけれど、もし既婚者が身分を偽って利用した場合、それは個人の責任なのか、それともアプリ運営側の管理の問題なのか。こうした現代ならではの法律問題を研究してみたいです。
法律の勉強って難しいイメージです。どんなところに魅力を感じますか?
えー、なんだろう……「明確な答えがないところ」ですかね。私は昔から本を読むことが好きで、道徳や倫理のような“答えのない問い”について考えることが好きだったんです。法律も条文の解釈がさまざまに分かれるので、「こういう考え方もあるんだ」という気付きを得られるところに面白さを感じます。
法律に関わる仕事にもいろいろありますが、弁護士を目指そうと思ったのは何故ですか?
「将来、何になりたいんだろう?」って考えた時に、最初に浮かんだのが「誰かを支える仕事がしたい」という思いでした。昔から人助けが好きで、困っている人がいたら手を差し伸べたい、元気にしたいという気持ちが人一倍強い人間だったんです。弁護士になれば、弱い立場の人を法の力で支えて、正しい方向へ導いてあげることができるんじゃないかと思いました。
また、ミスコン活動を通して人前に立つ経験を積むことができたので、ゆくゆくはテレビ番組にコメンテーターとして出演できるような弁護士になれたらいいなと考えています。法律問題をわかりやすく伝えながら、人々に寄り添える存在になりたいです。
美学生プロフィールProfile
浅井 花音 (あさいかのん) 関西学院大学 法学部法律学科4回生
>お仕事を依頼する- 生年月日
- 2003年7月28日
- 出身地
- 岐阜県
- 憧れの人
- 齊藤なぎささん・桜庭遥花さん
- チャームポイント
- 色の白さです
- 性格を一言で表すと?
- 誠実です
- 異性を落とすコツは?
- ご飯を美味しく食べます!
- 主な活動
- ミスキャンパス関西学院2025 Entry No.3 / カフェでアルバイト
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担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
井上 翔也
僕も昔から美学生図鑑の読者でした!美学生図鑑は1日1度見に来るだけで癒される、そんな場所です。美学生たちの煌めいた一瞬を皆様にお届けすることが出来るよう頑張ります!
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